嗤笑(読み)ししょう

精選版 日本国語大辞典 「嗤笑」の意味・読み・例文・類語

し‐しょう ‥セウ【嗤笑】

〘名〙 あざけり笑うこと。嘲笑(ちょうしょう)冷笑
万葉(8C後)一六・三八二一・左注「於是児部女王裁作此歌、嗤咲彼愚也」
平田篤胤の「大和魂」について(1949)〈渡辺一夫〉「恐らく識者の嗤笑(シショウ)を招くだけのものであろう」 〔晉書‐摯虞伝〕

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デジタル大辞泉 「嗤笑」の意味・読み・例文・類語

し‐しょう〔‐セウ〕【×嗤笑】

[名](スル)あざけり笑うこと。嘲笑ちょうしょう
「此言を聞く者、みな予を―して以て狂と為し」〈露伴運命
[類語]笑い物笑い嘲笑冷笑自嘲にやにやにんまりにやりほくそ笑むにこにこにっこりにこりにこやかにたにたにたりくすくすくすりくつくつ莞爾かんじくっくっとうふふえへらえへらえへへいひひあははにかっとからから薄笑い忍び笑い盗み笑いあざ笑う薄笑うせせら笑う鼻で笑う

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普及版 字通 「嗤笑」の読み・字形・画数・意味

【嗤笑】ししよう(せう)

あざ笑う。明・方孝孺〔叔度に与ふる書、八首、一〕少にして壯なる、復(ま)た經るを知らず、~好學のるを聞けば、則ち嗤笑排謗(はいばう)して、之れを惑(うわく)なりと謂ふ。

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