嗅知(読み)かぎしる

精選版 日本国語大辞典 「嗅知」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐し・る【嗅知】

〘他ラ四〙
① 香をかいで、それと知る。
※枕(10C終)二二四「牛の鞦(しりがい)の香の、なほあやしうかぎしらぬものなれど、をかしきこそもの狂ほしけれ」
② ありかや事態を探り知る。かぎだす。かぎつける。
業苦(1928)〈嘉村礒多〉「それを嫂さまは逸早く嗅知って」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報