喜屋武崎(読み)きゃんざき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「喜屋武崎」の意味・わかりやすい解説

喜屋武崎
きゃんざき

沖縄県、沖縄本島の南西端、糸満市(いとまんし)にある岬。喜屋武岬ともいう。しばしば沖縄本島最南端と記載されるが、隣接する荒崎のほうが若干南側に位置する。裾礁(きょしょう)からなるサンゴ礁原に取り巻かれ、陸地部は琉球(りゅうきゅう)石灰岩からなる低位段丘で岬をなす。春の大潮の干潮時などには、魚貝類や海藻とりの人出でこの一帯はにぎわう。近くには名城ビーチ(なしろびーち)や具志川城跡(ぐしかわじょうあと)(国指定史跡)もあり、沖縄戦跡国定公園となっている。

[目崎茂和]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android