デジタル大辞泉
「喉」の意味・読み・例文・類語
のど【喉/▽咽/×吭】
《「のんど」の音変化》
1 口腔の奥の、食道と気管に通じる部分。咽喉。「御飯が―につかえる」「―まで出かかった言葉をのみこむ」
2 頸部の前面。のどくび。「剣で―を突く」
3 歌う声。「自慢の―を聞かせる」
4 急所。大切な箇所。のどくび。「補給路の―を抑える」
5 書物の紙をとじてある背の方の部分。
[類語]咽頭・喉頭・咽喉・喉元・喉首
のん‐ど【▽喉/▽咽】
《「飲み門」の音変化》のど。
「短剣にて自から―を刺串き」〈染崎延房・近世紀聞〉
のみ‐と【▽喉/▽咽】
《「飲み門」の意。「のみど」とも》のど。
「赤海鯽魚の―を探れば、鉤有りき」〈記・上〉
こん【▽喉】
[名]魚をいう女房詞。
[接尾]助数詞。魚の数を数えるのに用いる。「一喉の魚」
こう【喉】
[接尾]助数詞。魚を数えるのに用いる。尾。「一喉の魚」
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こん【喉】
[1] 〘名〙 酒の肴(さかな)をいう女房詞。
※御湯殿上日記‐文明一四年(1482)二月一九日「御ゆつけ、こん、一物なと三こんまいる」
[2] 〘接尾〙 魚を数えるのに用いる。
※
平治(1220頃か)下「
一喉の魚を獄中になげ入れけるに」
こう【喉】
〘接尾〙 魚の数を数えるのに用いる。尾(び)。こ。こん。
※平治(1220頃か)下「一喉の魚を獄中になげ入れけるに」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報