善立寺(読み)ぜんりゆうじ

日本歴史地名大系 「善立寺」の解説

善立寺
ぜんりゆうじ

[現在地名]岡崎市祐金町

伝馬てんま町の南、専福寺小路せんぷくじこうじ東側に位置する。日蓮宗身延派、大光山と号す。本尊法華曼陀羅。開山は本是院日護で応仁元年(一四六七)碧海郡安城あんじよう郷に創建されたのが始まり。明応六年(一四九七)の松平家四代(安城松平初代)親忠の寄進状(岡崎市史)に、

<資料は省略されています>

とある。その後岡崎へ移って、外郭内にあった古祐金町に天文二年(一五三三)堂舎を建てたという。

善立寺
ぜんりゆうじ

[現在地名]三次市三若町

美波羅みはら川東岸の山際にあり、真宗大谷派。法林山と号し本尊阿弥陀如来。創建は大永四年(一五二四)(川西村史)と伝える。初め禅宗で寄春きしゆん庵と称し、旗返はたがえし城主江田隆貫の祈願所で、有原ありはら村にあった長門ちようもん寺の末寺であったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報