精選版 日本国語大辞典 「善根」の意味・読み・例文・類語
ぜん‐こん【善根】
〘名〙 (古くは「ぜんごん」とも) 仏語。諸善を生み出す根本となるもの。無貪(むとん)・無瞋(むしん)・無痴(むち)をいい、これを三善根という。また、善い果報を招くであろう善の業因(ごういん)をいう。
※観智院本三宝絵(984)下「しかれどもなほ功徳の庭に来ぬればおのづから善根をうゑつ」
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