商事法主義(読み)しょうじほうしゅぎ

世界大百科事典(旧版)内の商事法主義の言及

【商行為】より

…第1は特定の行為を商行為として列挙する方法で,その商行為を行うものが商人とされる。商事法(商行為法)主義とよばれる方法である。第2の方法は,まず商人概念を定めたうえで,その商人の行う行為を商行為とするもので,商人法主義とよばれる。…

【商法】より

…フランス革命の平等思想に基づき,ナポレオンは国民の全階層を包含する民法典とともにこれまでの商人階級の法の立場を脱却した商に関する特別の法典としての商法典を制定した点に画期的意義を有する。フランス商法典は一定の行為を〈商行為〉として列挙し,その商行為を営業とするものを〈商人〉として,その権利義務を定めた(商事法主義)。このフランス商法典がその内容の優秀性においてその後の諸国の立法に甚大な影響を及ぼした。…

※「商事法主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」