商いは牛の涎(読み)アキナイハウシノヨダレ

デジタル大辞泉 「商いは牛の涎」の意味・読み・例文・類語

あきないはうしよだれ

商売は、牛のよだれ切れ目なく長く垂れるように、気長く努力せよということ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「商いは牛の涎」の解説

商いは牛の涎

商売は、細く長く垂れる牛のよだれのように、気長に辛抱強く続けることが大切である。早く利益を得ようとして、あせってはならない。

[使用例] たとえ少々の注文でも、食堂ということなら途切れない。あきないは牛のよだれで、そういう客は、ありがたい客で、ふやしたい客だからだ[森田誠吾魚河岸ものがたり|1985]

[解説] 関西中心商人の間で広く使われてきた表現で、古くは上方いろはかるたにも採用されていた。

英語〕Keep your shop and your shop will keep you.(店を守れ、そうすれば店が守ってくれる)

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