唯一・惟一(読み)ゆいいち

精選版 日本国語大辞典 「唯一・惟一」の意味・読み・例文・類語

ゆい‐いち【唯一・惟一】

〘名〙
① ただ一つであること。ゆいいつ。ゆいつ
平家(13C前)七「唯一玄応を垂給へ」
浄瑠璃・聖徳太子絵伝記(1717)一「神は唯一(ユイイチ)円頓一実相の外」 〔首楞厳経‐三〕
※俳諧・本朝文選(1706)四・説類・師説許六〉「往昔神道のさかむなりし時は、唯一の師ありて道を教える事」

ゆい‐いつ【唯一・惟一】

〘名〙
① ただ一つであること。ゆいいち。ゆいつ。
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋「其れは、主の唯一(ユヰイツ)道楽として邸内に栽培したもので」 〔書経‐大禹謨〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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