哲人王(読み)てつじんおう

世界大百科事典(旧版)内の哲人王の言及

【プラトン】より

…同時に,生前のソクラテスの言行の指し示していた意味の究明が,彼を主人公とする対話編の執筆という形で始められた。この活動と多様な現実体験の蓄積との重ね合せの中から,最終的に彼が到達したのは,政治権力と哲学的英知の一体化という〈哲人王〉の思想であった。前388(または387)年,プラトンはこの構想を抱きつつ,南イタリアとシチリア島への旅に出る。…

※「哲人王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」