咳く(読み)シワブク

デジタル大辞泉 「咳く」の意味・読み・例文・類語

しわ‐ぶ・く〔しは‐〕【×咳く】

[動カ五(四)]
せきをする。
火燵こたつの間に宮の―・く声して」〈紅葉金色夜叉
わざとせきをする。せきばらいをする。
大夫たいふ妻戸をならして―・けば」〈若紫

せ・く【×咳く】

[動カ五(四)]《「塞く」と同語源》せきをする。せき払いをする。しわぶく。 冬》
病人が―・くので」〈滝井無限抱擁

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android