和風諡号(読み)わふうしごう

世界大百科事典(旧版)内の和風諡号の言及

【継体・欽明朝の内乱】より

…津田左右吉が記紀批判により帝紀・旧辞の成立期とみなした継体・欽明朝の時期に全国的な内乱状況を想定する林屋説はそれまでの歴史通念を破るもので,同時期に提唱された継体新王朝説とともに賛否両論をまきおこした。説の出発点である継体以下4天皇の紀年問題はもとより,4天皇の陵墓の比定,いわゆる和風諡号(しごう)が安閑天皇から始まること,また《日本書紀》の安閑・宣化両紀にみえるミヤケ設定記事などの評価・解釈は,いまだ賛否の立場が大きく分かれている。王朝交替論【川口 勝康】。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」