精選版 日本国語大辞典「和睦」の解説
わ‐ぼく【和睦】
〘名〙
※上杉家文書‐永祿一二年(1569)七月一五日・上杉憲盛書状「今度駿州仕合に付而、従小田原和睦之儀、被申寄候歟」
[補注]古辞書類では「かぼく」と読んでいるものが多いが、便宜上、読みの不確実な用例は本項におさめた。
か‐ぼく クヮ‥【和睦】
〘名〙 (「か」は「和」の漢音) 親しくすること。また、仲直りすること。わぼく。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
※評判記・色道大鏡(1678)一二「駿州は武田家の手に入、諸大将も和睦(クハボク)しければ、世も静かになり」
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