呼ばう(読み)ヨバウ

デジタル大辞泉 「呼ばう」の意味・読み・例文・類語

よば・う〔よばふ〕【呼ばう/喚ばう】

[動ワ五(ハ四)]《動詞「よ(呼)ぶ」の未然形接尾語「ふ」から》
呼びつづける。何回も呼ぶ。
「『行徳!』と―・って入って来て勝手口へ荷をおろす出入の魚屋の声も」〈藤村・桜の実の熟する時〉
(「夜這う」「婚う」とも書く)言い寄る。求婚する。また、女の所へ忍んで通う。
「女のえ得まじかりけるを年を経て―・ひわたりけるを」〈伊勢・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android