呪師走(読み)ずしはしり

精選版 日本国語大辞典 「呪師走」の意味・読み・例文・類語

ずし‐はしり【呪師走】

〘名〙 (「ずしばしり」とも) 呪師が華麗な装束をつけて敏速・勇壮に舞うこと。じゅしばしり。
高倉院厳島御幸記(1180)「田楽はてにしかば、国の呪師(ずし)とて、をかしげなる物どもまゐりて、ずしはしりつかうまつる」

じゅし‐ばしり【呪師走】

〘名〙 呪師が、唱人の歌にあわせて、華麗な装束で敏速勇壮に舞うこと。ずしばしり。
大乗院寺社雑事記‐文明二年(1470)二月六日「昨日於社頭咒師奔事金晴座沙汰云々」

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