周髀説(読み)しゅうひせつ

世界大百科事典(旧版)内の周髀説の言及

【蓋天説】より

…前者は周初には成立しており,後者は渾天説(こんてんせつ)の影響のもとに,前漢末ころにできあがったとされる。後漢末の趙爽が注釈をつけた《周髀算経(しゆうひさんけい)》に論じられていることから,蓋天説は周髀説とも称される。天と地の距離は8万里(1里は約405m),北極は〈蓋笠〉状の天球の中央にあたり,太陽,月,および諸天体はその上に沿ってめぐると考えられた。…

※「周髀説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android