周梨槃特・周梨盤特(読み)しゅうりはんどく

精選版 日本国語大辞典 「周梨槃特・周梨盤特」の意味・読み・例文・類語

しゅうり‐はんどく シウリ‥【周梨槃特・周梨盤特】

(Cūḍapanthaka) 釈尊弟子一人。兄の摩迦槃特が聰明だったのに比し、非常に愚鈍であったが、仏の教えにより後に大悟したという。十六羅漢の一人。半託迦、般陀、般兎などとも称する。しゅりはんどく。転じて、愚か者。ばか者。
方丈記(1212)「わづかに周利槃特が行にだに及ばず」

しゅり‐はんどく【周梨槃特・周梨盤特】

日蓮遺文‐南条兵衛七郎殿御書(1264)「たとひ根鈍なれども罪なければ得道なる事これあり、須利槃特等是也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android