周布(読み)すふ

精選版 日本国語大辞典 「周布」の意味・読み・例文・類語

すふ【周布】

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普及版 字通 「周布」の読み・字形・画数・意味

【周布】しゆう(しう)ふ

あまねくめぐらす。〔後漢書、仲長統伝〕(楽志論)居をして良田廣宅らしめ、山を背にし、れに臨み、(くわんさふ)し、竹木布す。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「周布」の意味・わかりやすい解説

周布
すふ

島根県中央部、浜田市西郊地区。旧周布村。周布川の下流域にあり、古代周布郷の地。前方後円墳周布古墳国史跡)がある。三宅(みやけ)地区は古代の屯倉(みやけ)のあった所とされる。周布川河口に県営水中貯木場と木工団地があり、外材を加工する。国道9号が通じ、JR山陰本線周布駅がある。

[野本晃史]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「周布」の意味・わかりやすい解説

周布
すふ

島根県西部,浜田市にある周布川河口の集落。旧村名。 1940年近隣町村と合体して浜田市となる。古代の周布郷で,中世は周布氏の城下となった。「ひさご塚」といわれる仁徳天皇時代の前方後円墳があり,周布古墳として史跡に指定。河口は輸入木材の貯木場となっている。周辺に工業団地が建設され,宅地化が進んでいる。

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