吸収(化学)(読み)きゅうしゅう

百科事典マイペディア 「吸収(化学)」の意味・わかりやすい解説

吸収(化学)【きゅうしゅう】

ある物質が他の物質の内部にその界面をこえて取り込まれる現象。ふつう分子,原子イオンの形で溶解化学反応によって取り込まれる場合をいうが,吸蔵膨潤などを含めていうことも多い。炭酸ガスの水および水酸化カリウムによる吸収はそれぞれ溶解および化学反応による吸収の例。ある物質が他の物質の内部にまで取り込まれず,その界面付近にとどまっている場合には吸着という。
→関連項目溶解

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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