否というほど(読み)いやというほど

精選版 日本国語大辞典 「否というほど」の意味・読み・例文・類語

いや【否】 と いうほど

① もうそれ以上はいらないというほど。いやになるほど。
※虎明本狂言・福の神(室町末‐近世初)「さて中酒には古酒を、いやというほどもるならば」
② ひどく。はなはだしく。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉八「横腹をいやと云ふ程蹴たから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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