精選版 日本国語大辞典 「吟味役」の意味・読み・例文・類語
ぎんみ‐やく【吟味役】
〘名〙
※浮世草子・武道伝来記(1687)三「国中吟味役(キンミヤク)を仰付させられし御目がね違はす」
② 金銭、物品などの管理、出納事務の執行を監査する者。監査役。
※牧民金鑑‐一二・御貸附金・弘化元年(1844)正月「向後自分共吟味役取扱候様、土大炊頭殿被仰渡候間、可被得其意候」
③ 「かんじょうぎんみやく(勘定吟味役)」の略。
※勘契備忘記‐上・享保四年(1719)(古事類苑・官位五九)「吟味役勤方被二仰渡一之留」
※明良帯録(1814)後「松前奉行〈略〉吟味役改役の属役有り」
⑥ 花札で、いちばん勝った者をいう。吟味。〔新かくし言葉辞典(1930)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報