向台寺丁(読み)こうだいじちよう

日本歴史地名大系 「向台寺丁」の解説

向台寺丁
こうだいじちよう

龍迫谷の北、四軒町の真ん中付近から下る急坂小路は向台寺の前を通ることから、明治期に向台寺丁と称した。向台寺の西から南北へ二つの小路に分れ、北の小路は西法寺せいほうじ丁につながり、南は袋小路となる。向台寺前までは寛文頃には両側とも知行取屋敷または下屋敷である。南側は下屋敷二で占められ、元禄頃に間口三一間・奥入二一間の蟹江氏屋敷、宝暦期に藤懸氏屋敷の大屋敷がみられたが、文政八年には下屋敷は給人屋敷となり、大屋敷は三屋敷に分れつつも同一給人深水氏の屋敷地となり、また切米取屋敷二が作られた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android