吐掛(読み)はきかける

精選版 日本国語大辞典 「吐掛」の意味・読み・例文・類語

はき‐か・ける【吐掛】

〘他カ下一〙 はきか・く 〘他カ下二〙
つばことばなどを何かに向かってはく。はいてひっかける。はきつける。
太平記(14C後)一五「此度射んとしける矢さきに、唾を吐懸(ハキかけ)て」
② はこうとする。はき始める。
[補注]①の意で、「日本書紀‐天智二年六月(北野本訓)」に、「福信即ち執得に唾(つはきハイカケ)て曰く」とある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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