吐出流(読み)トシュツリュウ

化学辞典 第2版 「吐出流」の解説

吐出流
トシュツリュウ
discharge flow

かくはん操作を行う際に,かくはん翼の先端から吐き出される流れのことを吐出流という.この吐出流とこれに同伴される同伴流とが合流して上下循環流を起こし,流体のかくはん,混合を行う.吐出流の大きさはかくはん性能に大きく影響するため,吐出性能は所要動力とともにかくはん装置の性能を表すのに用いられる.吐出性能は,

で表す.ここで,qは単位時間当たりの吐出流量,nは回転数,dはかくはん翼の直径である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android