名題・名代(読み)なだい

精選版 日本国語大辞典 「名題・名代」の意味・読み・例文・類語

な‐だい【名題・名代】

〘名〙
① 歌舞伎脚本や浄瑠璃などの標題江戸でもっぱら使われた言い方で、上方では外題(げだい)芸題ということが多い。縁起で、その字数や、その文字のよみかたに特別の注意がある。
※浮世草子・風流比翼鳥(1707)四「たかだかとした口上狂言の名代は四季御所桜
※俳諧・眉斧日録(1752‐56)五「名題の面(つら)の江戸町を出る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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