精選版 日本国語大辞典 「名残の袖」の意味・読み・例文・類語
なごり【名残】 の 袖(そで)
① (なごりを惜しむことを「袖を分かつ」にかけていう語) 別れを惜しむことのたとえ。なごりのたもと。
※大弍三位集(1082頃)「わかれけんなこりのそでもかはかぬにおきやそふらむあきのしらつゆ」
※名香目録(1601)「名残袖 伽羅 ききふるうかろめきて、火ずゑはうすくきゆるなり」
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