名残の折(読み)ナゴリノオリ

デジタル大辞泉 「名残の折」の意味・読み・例文・類語

なごり‐の‐おり〔‐をり〕【名残の折】

連歌連句を書きつける懐紙最後一折百韻では4枚目、歌仙五十韻では2枚目についていう。名残。→初折

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「名残の折」の意味・読み・例文・類語

なごり【名残】 の 折(おり)

連歌や俳諧連句を懐紙に書く時の最後の折の称。百韻形式では四枚目の折、歌仙形式では二枚目の折に当たる。なごりおり。
※無言抄(1598)下「名残の折のうらに〈月なくてもくるしからず〉」

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