名朝臣(読み)なあそん

精選版 日本国語大辞典 「名朝臣」の意味・読み・例文・類語

な‐あそん【名朝臣】

〘名〙 その人の姓(かばね)の上に名をつけて呼ぶこと。道長朝臣や忠利宿禰の類。ここでいう朝臣は姓の代表としての意。時と場合により、四位または五位の人に用いられる。みょうじあそん。
江家次第(1111頃)五「上卿召博士〈四位官朝臣文章博士乃朝臣之類也。五位召名朝臣〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android