同衾(読み)どうきん

精選版 日本国語大辞典 「同衾」の意味・読み・例文・類語

どう‐きん【同衾】

〘名〙 (「衾」は夜具の意)
一つ夜具の中にともに寝ること。同床。ともね。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一「殊に吾輩が時々同衾する小供の如きに至っては言語道断である」 〔張華‐女史箴〕
② 特に、男女がいっしょに寝ること。転じて、性行為
※万朝報‐明治三八年(1905)五月七日「本夫とさへ同衾せし事なしと語りて一笑しぬ」
ふとんをともにして寝るほど、友愛のあついこと。
性霊集‐六(835頃)右将軍於華山宅設左僕射大祥斎願文「弟子、同衾易感、在原難抑」 〔銭起‐夜雨寄寇校書詩〕

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デジタル大辞泉 「同衾」の意味・読み・例文・類語

どう‐きん【同×衾】

[名](スル)一つの夜具に一緒に寝ること。男女関係についていうことが多い。ともね。
彼女と―して居たら」〈荷風あめりか物語
[類語]共寝添い寝雑魚寝ごろ寝性交交合情交セックスファックエッチ交接交尾性行為房事夜伽性交渉性生活夫婦生活合歓関係一儀寝る抱く枕をわす夜の営み

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普及版 字通 「同衾」の読み・字形・画数・意味

【同衾】どうきん

とも寝。

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