吉見台遺跡(読み)よしみだいいせき

日本歴史地名大系 「吉見台遺跡」の解説

吉見台遺跡
よしみだいいせき

[現在地名]佐倉市吉見

鹿島かしま川下流域の支流奥部、標高約二九メートルの下総台地上に位置。縄文時代中期後葉から晩期中葉の小貝塚を伴う遺跡で、土器塚のある遺跡として知られた。昭和三二年(一九五七)発掘で中新田貝塚から吉見台遺跡と改称。昭和四七―四八年と同五八―六〇年に調査が行われた。同四七―四八年の発掘で窪地周囲の馬蹄形状の高まりに竪穴住居跡一一軒と一三〇点以上の土偶などが発見され、未報告の同五八―六〇年の発掘でも一九×一六・五メートルの円形の大型竪穴住居跡一軒と中期末から晩期前半の竪穴住居跡多数が発見されたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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