吉相(読み)きっそう

精選版 日本国語大辞典 「吉相」の意味・読み・例文・類語

きっ‐そう ‥サウ【吉相】

〘名〙
吉事のある前ぶれ。瑞相(ずいそう)吉兆吉左右(きっそう)
権記‐長保二年(1000)九月六日「以去四日夜夢申丞相、命去、是吉想也」
② よい人相。よい相貌。
※玉塵抄(1563)一七「馬のきっさうかたちうつくしいぞ」
浄瑠璃・十二段(1698頃)一「御身にはきっさう有。〈略〉げんじの御代と成べきぞ」
縁起。縁起を祝うこと。げん。
※虎寛本狂言・河原太郎(室町末‐近世初)「惣てあきなひは吉相と云が」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「吉相」の意味・読み・例文・類語

きっ‐そう〔‐サウ〕【吉相】

吉兆。
よい人相。
[類語]幸先吉兆瑞相瑞兆瑞祥祥瑞瑞光

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