合糸期(読み)ごうしき(英語表記)zygotene stage

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「合糸期」の意味・わかりやすい解説

合糸期
ごうしき
zygotene stage

ザイゴテン期ともいう。細胞減数第一分裂における第2期で,細糸期厚糸期の間にある。両親からきた1本ずつの相同染色体が互いに接近し,全長にわたって相同の部分で対合を行う時期。対合は染色体上の1点 (多くは動原体) または数点から始りやがて全長に及ぶ。この時期は時間的には比較的短いが,対合によって染色体間に交差の起る可能性が生じる。合糸期には染色体の収縮期があり,染色体の端部が花束状に開くため花束期の別名がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android