合成酢(読み)ごうせいす

精選版 日本国語大辞典 「合成酢」の意味・読み・例文・類語

ごうせい‐す ガフセイ‥【合成酢】

〘名〙 酢酸(さくさん)を水で薄めて各種の香料調味料を加えて作った人工酢。

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デジタル大辞泉 「合成酢」の意味・読み・例文・類語

ごうせい‐す〔ガフセイ‐〕【合成酢】

合成酢酸を水で薄め、甘味料などで調味した酢。また、醸造酢に合成酢酸を加えたもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「合成酢」の意味・わかりやすい解説

合成酢
ごうせいす

化学的につくられた酢酸や氷(ひょう)酢酸を水で薄め、酢の風味に調味したもの。酢酸酢ともいう。酸味料うま味調味料糖類その他添加物を加え味をととのえる。醸造酢に氷酢酸を加えた場合も、法律上分類は合成酢となる。合成酢は醸造酢より風味が劣る。

河野友美・山口米子]

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栄養・生化学辞典 「合成酢」の解説

合成酢

 合成した酢酸を稀釈して調味したもの.

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世界大百科事典(旧版)内の合成酢の言及

【酢】より

…世界の諸地域にはそれぞれ伝統的な酒に対応する酢があり,いまでもフランス,イタリア,スペイン,ポルトガルなどのワイン産出地域ではワインビネガー,イギリスではモルトビネガー,日本では米酢(よねず∥こめす)が食酢の中心をしめてきた。日本農林規格(JAS)では食酢を表のように分類し,原料中に合成品の氷酢酸を使用した合成酢をも食酢の一種としている。しかし,本来は穀物や果汁を材料とする含酒精もろみを酢酸発酵させたものであるため,イギリスでは合成酢は食酢にあらずとしてvinegarを称することを禁じ,non‐brewed condiment(非発酵性調味料)と呼んでいる。…

※「合成酢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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