合て・併て(読み)あわせて

精選版 日本国語大辞典 「合て・併て」の意味・読み・例文・類語

あわせ‐て あはせ‥【合て・併て】

連語〙 (動詞「あわせる(合)」の連用形に助詞「て」が付いたもの) 前に述べた何かと同時に。「…とともに」「…とぴったり一致して」の意で接続詞的に用いる。また、「合計して」「しめて」の意で副詞的にも用いる。「御幸福を祈り、あわせて御健康を念じます」「人数は、あわせて五〇名です」
※西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)一「山林河海の一切の神と仙と、并て諸の大国に所有る王衆と、中宮后妃浄信の男と女との人天大衆有り」
[補注]古文献で、「あわせて」は「并」字の訓として見られ、その用法は、上位・下位接続の接続詞とみるべきものが多い。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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