(読み)かく

精選版 日本国語大辞典 「各」の意味・読み・例文・類語

かく【各】

語素漢語名詞の上に付けて、それらの多くのものの、一つ一つの意を表わす。おのおの。それぞれ。「各社会」「本とノート各一冊」など。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
※東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉十二月暦「午前十時両院議員は各(カク)議院へ参集し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「各」の意味・読み・例文・類語

おの‐おの【各/各々】

《「おのおの」の意》
[名]多くのもののそれぞれ。めいめい。副詞的にも用いる。「学生―の自覚にまつ」「入選作は―すぐれている」
[用法]
[代]二人称人代名詞皆さん
「是御覧ぜよ、―」〈平家・三〉
[類語]それぞれ個個別別

かく【各】[漢字項目]

[音]カク(呉)(漢) [訓]おのおの
学習漢字]4年
おのおの。それぞれ。いろいろ。「各位各界各国各自各社各種各省各地各人各様
[名のり]まさ

かく【各】

[接頭]主に漢語名詞に付いて、多くのものの一つ一つ、一つ一つのどれもがみな、の意を表す。「教室」「大学」「クラス別々に行う」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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