号泣(読み)ごうきゅう

精選版 日本国語大辞典 「号泣」の意味・読み・例文・類語

ごう‐きゅう ガウキフ【号泣】

〘名〙 大声をあげて泣き叫ぶこと。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)八「芳も其時の選に入る程にさせらずとをもて号泣(がうキフ)したぞ」 〔礼記‐曲礼下〕

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デジタル大辞泉 「号泣」の意味・読み・例文・類語

ごう‐きゅう〔ガウキフ〕【号泣】

[名](スル)大声をあげて泣くこと。泣き叫ぶこと。「遺体にとりすがって号泣する」
[補説]文化庁が発表した平成22年度「国語に関する世論調査」では、本来意味とされる「大声をあげて泣く」で使う人が34.1パーセント、本来の意味ではない「激しく泣く」で使う人が48.3パーセントという逆転した結果が出ている。
[類語]泣く涙する涙ぐむむせすすり上げるしゃくり上げるき上げるこくする落涙する流涕りゅうていする涕泣ていきゅうする歔欷きょきする嗚咽おえつする慟哭どうこくする号哭ごうこくするめそめそする差し泣き明かす泣き暮らす泣き伏す泣き沈む泣き崩れる泣き濡れる泣き出す泣き叫ぶ泣き喚く泣き腫らす泣きじゃくるむせび泣く噎せ返る・泣き噎ぶ・すすり泣く忍び泣く涙に暮れる涙に沈む涙に噎ぶそでを絞るむずかるべそをかく

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普及版 字通 「号泣」の読み・字形・画数・意味

【号泣】ごうきゆう(がうきふ)

泣き叫ぶ。泣き訴える。〔孟子、万章上〕問うて曰く、、田にき、旻天(びんてん)に號泣すと。何爲(なんす)れぞ其れ號泣するやと。孟子曰く、怨すればなりと。

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