右心不全(読み)うしんふぜん

世界大百科事典(旧版)内の右心不全の言及

【心不全】より

…この時期になると体静脈,肺静脈の圧が上昇しはじめ,体液の血管外へのろ(濾)過が増加すると同時に,再吸収の低下,リンパ流のくみ上げが追いつかなくなり,組織間隙にろ(濾)液の貯留をみるようになって心不全状態が成立する。
[左心不全と右心不全]
 肺静脈,肺組織に鬱血(うつけつ),水腫が生じた状態を左心不全left heart failureと呼び,体静脈,肝臓,脾臓などに鬱血を生じ,顔面四肢体幹などに水腫を生じた状態を右心不全right heart failureと呼ぶ。いずれの状態も心拍出量は低下し,体重増加,尿量の減少をみる。…

※「右心不全」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android