台閣（読み）たいかく

精選版 日本国語大辞典

たい‐かく【台閣】

〘名〙 (「だいかく」とも)

① たかどの。楼閣。

※三代実録‐貞観一一年（869）四月一三日「詔草、盈_二於台閣_一、文案溢_二於縑嚢_一」 〔説苑〕

② 国政をとる所。中央政府。内閣。政庁。

※明衡往来（１１Ｃ中か）下本「况左大丞之職推薦異_レ他。厶台閣勤殿㝡為何如_レ此之由」

※金刀比羅本保元（1220頃か）上「庸才もって台閣(タイカク)の月をよづべからずと聞えしかども」 〔後漢書‐黄瓊伝〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

たい‐かく【台閣】

《「だいかく」とも》
１ たかどの。楼閣。
２ 国家の政治を行う機関。政府。内閣。「台閣に列する」
[類語]政府・行政府・政庁・政権・内閣・官府・官庁・官衙かんが・官かん・国くに・公おおやけ・お上かみ

出典　小学館

普及版 字通

【台閣】だいかく

尚書省。また、宮掖。〔後漢書、仲長統伝〕（昌言、法誡）光武皇、數世のを失ふを慍(うら)み、彊臣の命を竊(ぬす)むを忿(いか)り、枉(わう)を矯(た)むること直、下に任ぜず。三を置くと雖も、事臺閣に歸す。此れより以來、三の、員（数）に備はるのみ。

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出典　平凡社「普及版 字通」