台木・砧木(読み)だいぎ

精選版 日本国語大辞典 「台木・砧木」の意味・読み・例文・類語

だい‐ぎ【台木・砧木】

〘名〙
接木(つぎき)の台とする、根のある木。接台(つぎだい)
※夢声半代記(1929)〈徳川夢声〉江戸ッ児になる迄「だから、白梅台木(ダイギ)に、紅梅の接木をするより容易(たや)すく、私は江戸ッ児になれたのである」
② 一般的に、物の台とする木。
小鳥の巣(1910)〈鈴木三重吉〉上「下駄の台木を削ってゐる夜仕事の」
③ 門の土台に渡してある横木。これをまたいで出入りする。
浄瑠璃菅原伝授手習鑑(1746)三「門の台木(ダイギ)に足つまづきかっぱとこけて起る間も」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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