叩鉦・敲鉦(読み)たたきがね

精選版 日本国語大辞典 「叩鉦・敲鉦」の意味・読み・例文・類語

たたき‐がね【叩鉦・敲鉦】

〘名〙 仏具一つ念仏にあわせてたたきならす鉦。もとは架にかけたり、胸間につってならしたが、後世伏せて台座にのせ、念仏のときに撞木(しゅもく)でたたきならした鉦。形は鉦鼓(しょうこ)に似て、背のひくい丸い鉦。ふせがね。ひらがね。
※わらんべ草(1660)五「わに口のかたわれ、則扣(タタキ)鐘にして有」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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