古色(読み)こしょく

精選版 日本国語大辞典 「古色」の意味・読み・例文・類語

こ‐しょく【古色】

〘名〙 年月を経て出た、古びた色つや。古風なおもむき。
文華秀麗集(818)下・得澗底松〈嵯峨天皇〉「高声寂寂寒炎節、古色蒼蒼暗夕陽」

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デジタル大辞泉 「古色」の意味・読み・例文・類語

こ‐しょく【古色】

古めかしい色合い。古びた趣。
[類語]古めかしい古い古臭い陳腐中古かび臭い古びる古ぼける時代遅れ流行遅れ古風昔風旧式旧弊前近代的旧態依然オールドファッションださい年代物時代錯誤古色蒼然蒼然旧態使い古し陳套ちんとう旧套きゅうとうひねひね臭い時代掛かる時代めく昔ながら蒼古年季が入るレトロアナクロアナクロニズムアウトオブデートオールドタイマー

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普及版 字通 「古色」の読み・字形・画数・意味

【古色】こしよく

古びた趣。唐・杜甫〔殿中楊監、張旭の草書図を示さる〕詩 悲風(びせう)に生じ 里、古色る 鏘鏘(さうさう)として鳴玉動き として群直し

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