古米(読み)こまい

精選版 日本国語大辞典 「古米」の意味・読み・例文・類語

こ‐まい【古米】

〘名〙 取り入れ後一年以上たった古い米。新米に対して、それ以前に収穫された米をいう。ふるごめ。ひねまい。⇔新米。《季・秋》
※山科家礼記‐文明一二年(1480)七月二三日「五十嵐参也。代百文、こまい一斗二合、新米三斗四升三合、しは、そは少上候也」

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デジタル大辞泉 「古米」の意味・読み・例文・類語

こ‐まい【古米】

新米に対し、その前年にとれた米。ふるごめ。陳米ひねごめ 秋》新米
[類語]玄米白米新米古古米うるち粳米もち糯米黒米胚芽米精白米内地米外米早場米遅場米新穀米粒飯粒小米屑米

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栄養・生化学辞典 「古米」の解説

古米

 流通上収穫後1年を経過したコメ.2年を経過すると古古米という.

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古米」の意味・わかりやすい解説

古米
こまい

過剰米」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の古米の言及

【米】より

…軟質米は食味がよいが,炊き増えが少なく貯蔵性に劣り,夏期になるとかえって硬質米より食味が劣るようになる。日本では米は主食であるため周年利用されるが,本年度産米は翌年秋に新米が出回ると古米と呼ばれる。一般に新米は食味がよく古米は食味が落ち,ときとしてにおいも悪くなる。…

【生産調整】より

…一般的には商品の供給過剰を緩和することを目的とした需給調整政策の一つの形態を指すが,現代の日本では米の供給過剰に対する生産調整政策を指す場合に用いられる。米の潜在的生産力の向上と他方における米の消費量の傾向的減少の結果,食糧管理制度のもとで政府の古米在庫が増大し,1969年以降一貫して実施されている。 1967年,68年,69年と3年連続して1400万t台の米の生産がみられ,年々の米消費量を約200万t以上超えるものとなったので,米の生産調整政策が実施された。…

※「古米」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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