古目良遺跡(読み)こめらいせき

日本歴史地名大系 「古目良遺跡」の解説

古目良遺跡
こめらいせき

[現在地名]田辺市元町 目良

天神てんじん崎先端部よりやや北端部に寄った海岸岩陰にある。弥生時代から古墳時代にかけての製塩遺跡を中心とするが、奈良・平安時代にまで断続的に使用された形跡が認められる。昭和六年(一九三一)発見。呼称は所在地名にちなみ目良洞窟遺跡・目良海浸洞窟遺跡・目良遺跡などともよばれてきた。現在は古目良遺跡ないしは古目良岩陰遺跡という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android