古楽鼓(読み)こがくこ

世界大百科事典(旧版)内の古楽鼓の言及

【壱鼓】より

…奈良時代,日本に伝わった唐楽用の細腰鼓(さいようこ)を小さなものから順に壱鼓,二鼓,三鼓,四鼓といった。壱鼓,二鼓,三鼓は古楽鼓といわれ,初期には一組で用いられた。平安時代には,古楽には壱鼓を,新楽には羯鼓(かつこ)を用いるようになった。…

【鼓】より

…数字の順に形が大きくなる。一~三鼓は古楽鼓とも呼ばれ,右手の桴と左の手で打ったらしいが,後に左手で調緒を持ち,右手で打つようになった。二鼓,四鼓は絶えたが壱鼓は舞楽に残り,三ノ鼓は高麗楽(こまがく)で使われている。…

※「古楽鼓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」