古式汲潮浜(読み)こしきくみしおはま

世界大百科事典(旧版)内の古式汲潮浜の言及

【塩田】より


[揚浜系]
 (1)自然浜 日本海・太平洋岸に行われ,天然の砂浜に撒潮し,鹹(かん)砂(乾燥して塩分結晶の付着した砂)ができると,ザルまたはガワ(おけのような容器)を運び,鹹砂を入れ海水で溶出して鹹水(濃厚海水)を得る型。(2)古式汲潮浜 鹿児島湾岸などでみられた。満潮位より上部に,土砂によって地盤と溶出装置を造成したもの。…

※「古式汲潮浜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」