古国分村(読み)ふるこくぶむら

日本歴史地名大系 「古国分村」の解説

古国分村
ふるこくぶむら

[現在地名]今治市古国分・唐子台東からこだいひがし一―三丁目・唐子台西からこだいにし一―三丁目

今治平野の南部に位置し、国分山の山稜桜井さくらい国分こくぶひがし村の三村に接する。前面ひうち灘沿岸には浜堤が発達し、唐子浜の松林が続く。

もと国分村の一部であったが、福島正則の臣佐々木久左衛門が帰農して、元和三年(一六一七)より開拓、寛永年中(一六二四―四四)に田三町八反、畑二町二反、改高一二石二斗で一村を興し、初代庄屋となった(古国分村由来記)。庄屋は以後同家が世襲したが、他村庄屋の兼帯の時期もあった。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)には村名はみえない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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