古呂々尾中村(読み)ころろびなかむら

日本歴史地名大系 「古呂々尾中村」の解説

古呂々尾中村
ころろびなかむら

[現在地名]勝山町古呂々尾中

月田つきだ川の支流井田いだ川と首尾くるび川の合流点付近一帯の狭い河岸段丘上にある。周辺は五〇〇メートル級の山で、東は高田山上たかたやまうえ村、南は村、西は清谷せいたに村、北はまがり村。「作陽誌」によれば古呂々比ころろび五ヵ村の一。延風のぶかぜ(現美甘村)に抜ける道筋に七段坂がある(作陽誌)。室町末期には幕府の御料所であったと思われ、永正八年(一五一一)以前に幕府奉行人の飯尾貞運が「古呂々若代村」の代官職をもっていた(同年一二月二九日「室町幕府奉行人連署奉書」飯尾文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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