古典サンスクリット(読み)こてんさんすくりっと

世界大百科事典(旧版)内の古典サンスクリットの言及

【インド語派】より

…祭式を中心とするバラモン階級の支配していたベーダ時代において,神話を主題とする賛歌集と祭式の説明などを含む多くの文献を綴ったベーダ語は,名詞の格や動詞の人称変化の複雑な,屈折語タイプの典型である。これが王族中心の社会に移行するころから,古典サンスクリットの時代に入る。ここにはベーダ語とはやや違った方言差が認められる。…

【サンスクリット】より

…音論よりも形態論に中心がおかれ,また格の用法など統語論もふくまれている。この文法はそれまでの長い伝統を集大成すると同時に,いわゆる古典サンスクリット(古典梵語)Classical Sanskritを確立し,文語としてこれを固定する結果となった。そしてそれ以後のサンスクリット文学は,この文法家の定めた規定に反する形を使うことを嫌い,サンスクリットは完全に口語層から離れてしまった。…

※「古典サンスクリット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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