古代紫(読み)こだいむらさき

精選版 日本国語大辞典 「古代紫」の意味・読み・例文・類語

こだい‐むらさき【古代紫】

〘名〙 黒みがかった紫。くすんで渋みのある紫。
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉春「古代紫にごちゃごちゃと四君子縫模様を為た半襟

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「古代紫」の意味・読み・例文・類語

こだい‐むらさき【古代紫】

薄赤みを帯びた紫色

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

色名がわかる辞典 「古代紫」の解説

こだいむらさき【古代紫】

色名の一つ。JISの色彩規格では「くすんだ」としている。一般に、日本古来のくすんだイメージの紫をさす。近世江戸紫京紫に対して、このように呼んだ。江戸紫より少しみが強く、京紫より少し暗い。ムラサキ科ムラサキソウの根である紫根しこんで染色した色に近いという意味合いで、必ずしも紫根で染めた色だけをいうのではないとされる。

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android