古今新左衛門(読み)こきんしんざえもん

精選版 日本国語大辞典 「古今新左衛門」の意味・読み・例文・類語

こきん‐しんざえもん ‥シンザヱモン【古今新左衛門】

元祿一六八八‐一七〇四)期上方の歌舞伎俳優。古今節創始者役者としては立役半道方役柄で、座元もつとめたが、小歌古今節の名人として人気があった。寛文一〇~享保五年(一六七〇‐一七二〇

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「古今新左衛門」の解説

古今新左衛門 こきん-しんざえもん

1637?-? 江戸時代前期-中期歌舞伎役者
寛永14年?生まれ。古今(こきん)節の祖。立役(たちやく),道外方(どうけがた)を演じ,京都,大坂で座本もつとめる。元禄(げんろく)のころ舞台で小歌に独特な節をつけてうたいおどったのが,古今節として人気をあつめた。初名は村山古今。前名は村山古今九郎二郎。別名に村山古今新左衛門。編著に「はやり歌古今集」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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